2012/03/09

「Cloud Days Tokyo 2012」へ行ってみた。


当日はなんと雪!です。それも吹雪いてたりして、寒かったです。

Cloudがらみのイベント、セミナーは年がら年中開催されているので、各社のソリューションの紹介は余り興味がなかったのですが、リクルートのクラウド利用の紹介セミナーがあったので、これは聞かねばならぬと朝も早から会場へ向かったのでありました。



なぜ、このセミナーが聞きたかったかというと、他のセミナーはほとんどメーカやSierなどの供給側視点の話ばかりだったのですが、このセミナーはユーザ側の視点から話を聞けるのはこのコンテンツだけだったのです。(前日のKeynoteもユーザ視点の話でしたが、そちらは参加できず。)

朝9:30開始にも関わらず、会場には多くの人が詰めかけていました。

セミナーのお題は「3種のクラウドを使い分ける ~リクルートの選択理由」です。
リクルートでは現在、3のクラウドを利用してサービスを提供しているそうです。

Private Cloud
Public Cloud
Hybrid Cloud
一つ目はもはや当たり前ですが、二つ目はやっと端緒についたばかりといったところでしょうか。三つ目は国内にもあまり事例がなくかなり先進的かと思われます。ここら辺がリクルートならではというところでしょう。

この3つのクラウドの形態について、実際の利用シーンから炙り出された問題点や今後の課題などを解説していただきました。

要約するとPrivateとPublicとを融合させて利用するのが最も理想的な形であるが、やはりそれを目指すためには解決すべき様々課題、(システム的な問題に止まらず、ユーザリテラシの向上など)が多々あるという事、そしてPrivateとPublicのバランスをいかにとるかということが大切であるという事ををお話されていました。

ユーザ企業がこのような取り組みをするのは、かなり先進的である意味、異色とも言えるでしょう。その理由は、このような先進的な取り組みを続けて行かなければ結局はビジネスにおいても他社の後塵を拝す結果になるという事でした。

本当に参考になるお話を聞かせていただきました。

それ以外のざっとした感想です。

Public Cloud,特にPaaSについてはやはりAWSがアタマ一つ抜け出てます。会場では新機能のStorage Gatewayの紹介に黒山の人だかりができていました。このAWSに追いつけ追い越せとばかりにNifty,Biglobeが続いています。

それ以外には特筆にあたいする物はありませんでしたが、製品やサービスの紹介については少し方向感に乏しいなというのが率直な感想です。
AWSなどのPublic Cloudのサービスについてはかなりの集客でしたが、それ以外については天候も問題もあってか、かなり寂しい状態でした。
個人的はF5やBrocadeと行ったCloudの裏方の通信デバイスの説明を時間をかけて聞けたのは収穫でした。

侘助拝

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