2012/08/31

余計なお世話ながら、巨人の大田選手はなぜ1軍に定着出来ないかを考えてみる。


プロ野球はCS進出に向けて、3-4位のチームが死闘を繰り広げている真っ最中ですが、関西の某球団では、

浅いレフトフライで楽々タッチアップ



という毎度おなじみの光景にうんざりしたお客さんが7回裏で席を立つ試合が続いているらしいです。



さらには先日も2010年Wカップのフランスチームのお株を奪うような、選手、コーチの不協和音も新聞紙面を賑わしています。


で、一つ提言ですが、来年の監督は

橋下市長の兼任

でどうかと。

この体たらくに友人は「連敗でもかまへんで。ただ、億のカネとっとる使えんヤツを使って負けるのは納得がいかん。どうせなら若いヤツ使って負けてもらいたいわ」とお好み焼きにコテを突き刺し吐き捨てるように言っていました。

その点、我らがスワローズは自慢ではないですが、補強するお金がありません。
仕方ないので若いヤツを我慢して使いますので負けてもしょうがないとあきらめがつく。
でも勝てばうれしさ倍増です。
まぁ、お金をかければ強いチームが作れるわけではない。というのはもはや常識でしょ。

さて、プロ野球選手は1球団に70人、12球団でわずか840人。
競技人口が推定で500万-600万と言われていますので、どんだけプロになるのが大変かということはもはや説明の必要もありません。

しかし、せっかくプロ野球の選手になっても、1軍登録28人、試合に出場出来るのは多くても、せいぜい20人くらいですから、ユニフォームに袖を通すことが出来ても試合に出場するのはさらに難しいという現実が待っているのです。

例年ペナントレース序盤は各球団、1人か2人は期待の戦力を出場登録(1軍登録)するわけですが、試合数も押し迫り、ましてCS出場をかけた真剣勝負の場にはほとんど、春の期待の戦力は

2軍で真っ黒に日焼け

しているわけです。

まぁプロになるんだからそれほど能力的に差があるわけでもないんと思うんですが、何でですかねぇ。運。環境。タイミング。

えっ、コーチ?

うーん、難しいですね。

たとえば巨人の大田選手。彼の背番号は55番(※)。これだけでも期待の程がうかがえるのですが、彼も早、入団4年目。2011年までの試合出場数は17試合、打席はわずか35打席に止まり、期待の唐獅子牡丹55番も背中で泣いている状態であることは自他共に認めるところでしょう。

(※)55番を与えたのには別の理由があると某掲示板では言われていますが...。

さて、この大田選手。イマイチ飛躍できない理由はいろいろもあるかと思いますが、彼には何が足りないのでしょうか?

私が思うに彼に足りないのは

守備力

ではないかと。

彼が試合に出られるシーンを考えてみます。もちろんスターティングメンバーに名を連ねることは無理でしょう。ではどんな時か。考えられるのは、ある程度勝敗の決まった試合の終盤というシーンです。たとえば2009年-2010年、巨人の3塁手は小笠原選手でした。

まあ結果の見えた試合で7回-8回に主力の小笠原選手を引っ込めて、さらには守備固めという役割です。これであれば監督も使いやすいはずです。

しかし、大田選手には悲しいかなこの役割をこなすための守備力がありませんでした。

たとえば試合に出場するためには何が必要かというか、自分が使ってもらえる場面はどういう時?という事をもう少し想像することが出来れば、やるべき事の方向性が明確となり、結果も違ってくるのかと思うのです。

たとえ1回2回でも試合に出れば当然守備機会も巡ってくるでしょうし、うまくいけば1回くらいは打席に立てるチャンスが巡ってくるかも知れません。

守備からレギュラーの座を獲得した選手は沢山います。巨人では松本、我らがスワローズの宮本、広島東洋カープ緒方、送りバントの川相、オヤジの年代だと篠塚なんかも原の入団で押し出されたもののその安定した守備力でレギュラー奪還につながりました。

ご存じの通り、巨人はFAで村田選手を獲得しましたので、3塁手としてシナリオはかなり苦しくなりました。大田選手は外野手に登録が変更になりましたが、こちらには長野、松本、隠善、矢野、そしてベテラン高橋、谷とそうそうたるメンバがひしめいています。

状況は難しくなりましたが、大田選手にはさらなる奮起を期待したいところです。

おそらくね、巨人の首脳陣もポスト小笠原を期待していたんでしょうね。
何なら、スワローズへいらっしゃい!無償トレードで。

この例は結構、プロ野球の世界のみならず我々の仕事でも同じような事が言えたりします。つまり、そのポジションを獲得するためにはどのような能力が必要であるかを考えてみると、自ずとやらなければならない事が見えてくるはずです。

その辺は次回に。

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